ソフトウエア検証サービスの分野における「ISTQB 認定テスト技術者資格」とは?
はじめに
テストエンジニアを対象とした資格試験には、「基本情報技術者試験」や「IT検証技術者認定試験(IVEC)」などの試験がありますが、その中の1つのは「ISTQB 認定テスト技術者資格」です。 今回は、「ISTQB 認定テスト技術者資格」の具体的にどのような知識や能力が試され、取得することでどのようなメリットがあるかご紹介します。
ISTQB認定テスト技術者資格とは
ISTQB(国際ソフトウェアテスト資格認定委員会、英: International Software Testing Qualifications Board)とは、ソフトウェアテストに関する国際的な資格認証を行う非営利団体です。2002年11月にエジンバラで設立され、ベルギーで合法的に登録されました。ISTQBには各国のソフトウェア・テスト技術資格認定運営組織が加盟しており,日本からはJSTQB(Japan Software Testing Qualifications Board)が加盟しています。オーストリア、デンマーク、フィンランド、ドイツ、スウェーデン、オランダ、イギリスの原加盟国ヨーロッパ8ヶ国のソフトウェアテスト関連の委員会が共同で設立されました。2017年12月時点で受験者数は120か国78万5千人、有資格者数は57万人を数えます。
ISTQB資格は非営利団体ISTQBが提供するテストエンジニアのための資格です。資格にはAgile、Core、Specialistの3つの種類があります。Coreには、Foundation、Advanced、Expertの3つのレベルがあります。
Foundation レベルは、ソフトウェアテストに関する基礎的な知識を問う問題構成になっており、特定の分野だけではなくソフトウェアテスト全般に対する理解力が求められる試験です。
Advancedレベルはソフトウェアのテストの分野で高度なレベルに到達している人を対象として資格試験を実施します。
ISTQB パートナープログラムとは
ISTQBパートナープログラムは、品質およびテスト技術の向上に尽力している企業を認定するスキームであり、企業内の認定技術者の取得人数、取得拠点、資格ランクによりGlobal、Platinum、Gold、Silverの4段階(上位ランク順)の認定を行います。ソフトウェアテスト技術者資格認定者の技術を通して、品質技術およびテスト技術の向上に尽力している会社や組織をISTQBが認定するパートナーシップスキームです。パートナーシップのレベルは、組織内のISTQB認定技術者のレベルと認定数に応じた合計ポイントによって決められます。
GMO-Z.com RUNSYSTEMはISTQBのパートナープログラムにて「Platinumパートナー」として認定されました。
ISTQBのPlatinumパートナーになる要件
- 70%以上のサービスを提供する従業員または外部コンサルタントが保有する証明書を通じて取得した30以上の認証ポイント。
- 少なくとも3つのAdvancedレベルの証明書。
パートナーのメリット
- ISTQBおよびJSTQBのウェブサイトにパートナー 会社/組織の名称、ロゴ(ISTQBサイトのみ)、 パートナーシップレベルなどを掲載。
- パートナー会社/組織のウェブサイトや販促材料にISTQBパートナープログラム関連のロゴなどを使用することができます。
- JSTQBはパートナープログラム参加組織の認定技術者を対象としたコミュニティの形成およびイベントの開催を計画していきます。
ISTQB資格の取得経験またはソフトウエア検証サービスの詳細については、以下にお問い合わせください。 |
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