【簡単に解説】PMP資格とは?試験内容から資格取得までのプロセスについて
PMP®「英:Project Management Professional(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)」とは、プロジェクトマネジメントのスキルを証明するためのグローバルスタンダードの資格としても知られています。米国プロジェクトマネジメント協会(PMI®)が運営している国際資格です。
PMP®の試験内容
PMP®の試験時間は4時間で、合計200問の選択式(4択)問題が出題されます。全200問のうち、採点されるのは、175問で25問はダミーのテスト問題です。ダミーのテスト問題の解答内容は成績には反映されず、将来のPMP試験の評価のために使用されます。試験は指定の受験会場でPCによる試験になります。
2020年7月以降の出題内容では、これまでのようにプロセス群に沿った切り取り方ではなく、5ドメインからの出題範囲が、「人」「プロセス」「ビジネス環境」の3ドメインに変更されます。
ドメイン | 内容 | 設問の割合と数 |
人(People) | プロジェクト・チームを効果的にリードするためのスキルと活動にウェイトを置く | 42%(84問) |
プロセス(Process) | プロジェクトマネジメントにおける技術的側面を強化する | 50%(100問) |
ビジネス環境(Business Environment) | プロジェクトと組織戦略の繋がりを明確にする | 8%(16問) |
PMP®資格の認定要件
認定ステップは、大別して、認定要件を満たしていることの証明とPMP®試験の合格からなります。認定を受けるためには、まず次の要件を満たしている必要があります。
高卒 | 大卒 | 備考 | |
プロジェクトマネジメントの経験
(注1) |
7,500時間 および60ヶ月 |
4,500時間 および36ヶ月 |
申請時から8年以内の経験 |
プロジェクトマネジメントの教育
(注2) |
35時間 | 受験申請時に完了した時間数 |
注1:プロジェクトタスクをLeading及びDirectingする責任ある地位としての経験が求められます。
注2:プロジェクトマネジメントの教育は下記によるものであり、自己学習時間を含めることは認められません。
PMP取得のメリット
- プロジェクトマネジメントを体系的に理解できる
プロジェクトマネジメントについて体系的に学ぶことができ、実務の仕事効率が向上したり、自身の知識をチームに共有したりすることにより、チーム全体のプロジェクトマネジメントスキルが向上に繋がります。
- 国際資格保持の信用を得られる
PMP®資格は、国際資格のため、日本だけでなく海外でもプロジェクトマネージャーとしての信頼を得られることが出来ます。
- 業界を問わず活躍するチャンスがある
現在プロジェクトマネジメントスキルは業界問わずに求められています。そのため、PMP®は、どの業界も問わずに活躍できるチャンスがある資格の一つといえます。
- キャリアアップ・スキルアップに活かせる
スキルアップの観点では、順序立てた仕事の進め方が身につくため、今後の業務が効率化できるようになります。
また、どの業種にも存在するプロジェクトを管理できる人材として重宝されるという、キャリアアップの視点でのメリットがあります。
- 人脈を広げやすい
プロジェクトマネジメントではさまざまな人と関わるようになるため、人脈を広げることができます。プロジェクトマネジメントのコミュニティを通しても活動の輪を広げることが期待できます。
まとめ
PMPとはプロジェクトマネジメントの能力を証明する資格で、難易度は高めの傾向にあること、受験にかかる費用や勉強方法を解説しました。
PMP資格またはプロジェクトマネジメントという仕事に興味のある方は、以下にお問い合わせください。 |
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