ISTQB認定テスト技術者（International Software Testing Quality Board）の資格を取得したテスティングサービス課（TSD）のメンバーのうち、Ngo Thi ThuyさんはAdvanced Level資格を取得し、他のメンバーはFoundation Level資格を取得しました。

Ngo Thi Thuy

1989年生まれ。IT企業でテスターマネージャーとして6年間の経験を積んだ。2018年よりGMO-Z.com RUNSYSTEMに参加。

ソフトウェア検証部 　マネージャー

ISTQB資格について簡単に紹介してください。

ISTQB認定テスト技術者資格（International Software Testing Qualifications Board）は、

ソフトウェアテストに関する国際的な資格認証を行う非営利団体であり、2002年11月にスコットランドのエジンバラで設立されました。ISTQB認定テスト技術者資格はISTQBによって発行され、ソフトウェアの検証を行う人（ソフトウェアテスター）向けの標準的なものです。

実際、ISTQBは多くの試験レベルがありますので、それらのレベルを達成するに時間が非常にかかります。ISTQBの試験レベルは以下の通りです。

ISTQB – Foundation Level（基本レベル）：ソフトウェアテストの基礎知識と必要なスキル、また要件を満たすためのテストケース設計、見積もり、管理方法を提供します。

ISTQB – Advanced Level（上級レベル）：将来の目標や学ぶ目的に応じた3つの資格があります。全てでなくても良いから、いずれかの資格の試験を受けることができます。

ISTQB Agile Tester Certification：アジャイル開発では機能単位の小さなサイクルで、計画から設計・開発・テストまでの工程を繰り返すことにより開発をすすめるという点で伝統的なウォーターフォール開発と違います。そのため、アジャイル開発におけるテスターの活動も伝統的なウォーターフォール開発におけるテスターの活動と違います。この資格を持つテスターはアジャイル開発において効果的かつ効率的に作業を進められるようになります。

学習と試験の時、多くの困難に直面しましたか。

まず、時間の問題について話します。子供がまだ小さいし、それに仕事も忙しいので、勉強できるように適切な時間を設けなければなりませんでした。

次に、自習のことです。 私の最大の課題は、忙しい日程で目標を達成する方法を見つけることです。教育センターのコースに受講すればいいと思いましたが、学費が高いので自分で練習することにしました。

また、試験のための資料のことです。資料が多すぎますが、勉強時間が短いので、試験のために何の資料を勉強すればいいかすごく心配しましたが、落ち着いた後、先輩の意見を聞いて、最も適切な資料をいくつか選べられました。

ISTQB資格はどのように役に立ちますか。

ISTQB資格を持つのであれば、世界中のどこでもソフトウェア検証に関する仕事を見つけられますので、非常に役立つと思います。 ISTQB資格の有効期限がないので、何度も再受験する必要がありません。特に、ISTQB資格を取得したら、顧客やパートナーの立場から自分の地位、GMO-Z.com RUNSYSTEMの地位に関してより良い評価を受けられると思います。

ISTQBのAdvanced Levelを取得した後、何か予定がありませんか。

とりあえず、チームのメンバーが異なるテストプロジェクトでテスト実施できるように、私の知識と経験をチームのメンバーに共有する予定です。 将来の目標としては、ソフトウェア検証に関する新しい分野を挑戦したいと考えています。 私はまだ若いですので、もっと学ぶ必要があると思います。

JSTQBの試験を準備するためのヒントを教えて頂けないでしょうか。

それぞれの受験者によって勉強の方法が異なりますが、私の経験を共有しますね。

まず、受験したい場合、いつ受験するかを決めてからすぐ受験を申し込んだ方が良いと思います。 申し込んだら、受験費用を払うべきなので、必ずやる気が高まると思います。

次に、学習時間を柔軟に設定し、毎日の1〜2時間の練習習慣を維持するようにした方が良いと思います。でも、プレッシャーをかけすぎないでくださいね。

もう1つのヒントですけど、全ての資料を勉強しないでください。受験勉強の資料がたくさんありますが、必要なものを幾つか選択し、じっくり練習してください。

最後ですけど、試験日がそろそろ近づいても心配しないでくださいね。リラックスすることで、必ず良い結果を得るでしょう。