2017年4月15日の朝、GMO-Z.com RUNSYSTEM株式会社はソフトウェア輸出アウトソーシングサービス分野において、栄誉ある「サオ・クエ賞2017」を受賞しました。授賞式はハノイ市バディン区クアンス通り58番地のVOV劇場で盛大に開催されました。
サオ・クエ賞は、ベトナムソフトウェア・ITサービス協会(VINASA)が主催する権威ある賞で、ベトナムのソフトウェア産業発展に大きく貢献した個人や組織を顕彰するものです。
この賞は、GMO-Z.com RUNSYSTEMがベトナム、日本、さらには世界のIT業界に貢献してきたことを認めるものです。代表取締役社長のゴ・ヴァン・タウ氏は次のように述べています:「サオ・クエ賞は、私たちが10年以上にわたり努力と挑戦を重ねてきたことを示す大きな証です。今後もサービスと技術の質を向上させ、お客様に新しい体験を提供するために尽力します。中期的な目標(今後3~5年以内)として、欧米市場へ事業を拡大していきたいと考えています。」
GMO-Z.com RUNSYSTEMは、日本市場を主要マーケットとし、中小企業からソフトバンクグループ、三菱電機グループ、SF(日本)金融会社、TIS Intec Inc、Nihon Care Communication Corpなどの大手企業まで幅広い顧客にITソリューションとサービスを提供しています。
現在、同社が開発した複数のシステムは日本市場で確固たる地位を築いています。例えば、高齢者向け保険管理・精算システムは日本市場のTOP3に入り、不動産管理・仲介システム(500万件以上の賃貸物件を管理)は日本国内No.1、スマートフォンで家電を制御するスマートホームシステム、そしてe-learningシステムはシェアNo.1を獲得しています。
ベトナム国内市場においても、GMO-Z.com RUNSYSTEMは国際銀行(VIB)、国立映画センター(オンラインチケット販売システム)、ハイフォン市(マクロ経済分析・予測ツール)などと協力関係を築いています。
一般的なプログラミング言語やデータベースを活用するだけでなく、同社は新しい技術の導入にも積極的です。Bigdataを用いた大規模データ(数億件)の高速処理、Openstack・Docker・Ansibleによる仮想化と自動化環境、React.js・Node.jsによるウェブ速度の向上とリアルタイム性、さらにビットコインにも用いられるブロックチェーンなど、Fintech分野の中核技術にも取り組んでいます。
特にIoT、VR、AI分野には人材・資金の両面から投資しており、これらの技術基盤を活用した実用的なパッケージソフトを今後次々と世に送り出す予定です。
テクノロジー4.0の動向について、グエン・タン・ミン副社長は次のように述べています:「今後、AIは急速に発展し、同時にビッグデータ処理も重要になります。これらの技術は、顧客体験を向上させ、顧客行動を予測し、“超パーソナライズ”されたユーザー体験を提供するためのデータ拡張を可能にします。マーケティング、メディア、ビジネスなどあらゆる分野で注目される技術になるでしょう。私たちはこの優位性を活かし、ユーザーに最大の利益をもたらす製品を研究・開発しています。」
今後、同社は国内市場にさらに注力し、既存のリソースを活用して強みを発揮し、有益なソフトウェア製品を開発し、国内の組織・企業に対してより幅広く、質の高いサービスを提供していく方針です。
今回のサオ・クエ賞受賞は、GMO-Z.com RUNSYSTEMがベトナムIT分野全般、特にソフトウェアアウトソーシングにおける地位を確立したことを示すものです。同時に、この賞は社員一人ひとりが顧客やユーザーに価値あるものを届けるために日々努力している証でもあります。