2018年8月28日~31日、ハノイとダナンにて「第12回 日本ICTデイ2018」が開催され、GMO-Z.com RUNSYSTEM副社長グエン・タン・ミン氏は、イベント初日のパネルディスカッションにおいて「新技術プロジェクトにおけるベトナム – 日本IT協力の実践」というテーマで興味深い共有を行いました。
第12回 日本ICTデイ2018は、VINASAおよびベトナム–日本IT協力クラブ(VJC)の主催で開催されました。グエン・ミン・ホン情報通信副大臣、永井克郎在ベトナム日本国総領事館副総領事、グエン・ドアン・フンVINASA副会長兼VJC会長をはじめ、国内外から多数の代表者が参加し、2018年8月28日~31日の3日間、ハノイとダナンでプログラムが実施されました。
GMO-Z.com RUNSYSTEM副社長グエン・タン・ミン氏は、「新技術プロジェクトにおけるベトナム – 日本IT協力の実践 – PRACTICE OF VIETNAM – JAPAN IT COOPERATION USING NEW TECHNOLOGY」というテーマのパネルディスカッションでモデレーターを務めました。本ディスカッションには、NTTデータベトナム社長の村武紀彦氏、Dehaベトナム副社長のファム・ミン・フン氏、JTSベトナム代表の志村重光氏、そしてFramgia研究開発担当渉外部長のタ・ミン・タイン氏も参加しました。
厳しいビジネス環境で生き残るために、デジタルトランスフォーメーションの実施は企業にとって喫緊の課題となっています。本パネルディスカッションでは、AI、VR、IoT、ビッグデータなど新技術トレンドにおけるプロジェクトでの協力の実情を中心に議論が展開されました。グエン・タン・ミン氏の司会により、登壇者たちは経験、課題、解決策について活発に議論・共有し、この分野での協力推進を強調しました。
現在、日本では新技術関連のIT人材が質・量ともに不足しているとされています。さらに、新技術関連のプロジェクトが近年急速にベトナムのオフショア企業へと委託されるようになっています。この状況を踏まえ、企業は研究方向性の調整や、新技術分野においてより高いスキルを持つ人材育成に注力し、時代のトレンドや需要に対応していく必要があります。
「これらの新しいトレンドは挑戦であると同時に、日本のIT市場に深く参入したいベトナムのオフショア企業にとって大きなチャンスでもある」とグエン・タン・ミン氏は強調しました。パネルディスカッションの最後には、市場の要求により適応するための変革に関する提案も出されました。
2007年から開催されているJapan ICT Dayは、VINASAとVJCの共催により、ベトナムと日本のIT企業間のビジネス協力を促進する最も重要な年次イベントです。本プログラムは、ベトナム情報通信省、商工省の後援を受け、日本の多くの団体の協力・支援を得ています。参加団体には、日本国総領事館、日本貿易振興機構(JETRO)、日本情報サービス産業協会(JISA)、日本組込みソフトウェア協会(JASA)、関西情報システム産業協会(KEIS)、日本システムインテグレータパートナーズ協会(JASIPA)、コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)などがあります。 |